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スイスホテル南海大阪で飲んで食べて学べるワインセミナー＆ランチ「ワイン＆ダインSHUN」

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関西（大阪、兵庫、京都）を中心に全国各地を飲み食べ歩く関西女が、立ち飲み、居酒屋、ディープ酒場からおしゃれバル、レストラン、高級店まで幅広く紹介しています！

ワイン愛好家も集うスイスホテル南海大阪に入るダイニングレストラン「ワイン＆ダイン SHUN」にて毎月開催されるワインセミナーは、ソムリエ厳選の世界のワインと、旬を取り入れた串揚げを優雅に楽しむことができる、知る人ぞ知るイベント。ワインに詳しい人も初心者さんも、満足できること間違いなしです！
（2023年2月更新）

「ワイン＆ダイン SHUN」ワイン・料理（2022年8月/スパークリングワイン編）

2022年8月のセミナーでは、夏こそ飲みたいスパークリングワインで4ヶ国を旅しました。アナログ派にも嬉しい手作りの資料も配布され、ソムリエさんによる分かりやすく軽快なトークで進行されます。

乾杯の1杯目はアメリカ。個性の異なる2つの白ブドウをブレンドし、微細な泡立ち、青リンゴやシトラス、白い花の香、豊かな酸味が特徴の通り、フルーティな華やかさにしっかりとした酸味がスターターにピッタリ。

と、注いでいただいてすぐさまグビッではなく、まずは香と音を楽しんでから。今回の4杯すべて仕様の違いはもちろん、形状が異なるグラスでいただくことでより一層、音も香りも口中での広がりも違いが感じられました。「泡は細いグラスで」と思っていたけど、これからは色々合わせてみたいな。

山形の”だし”
ミニカップで供されるのは山形県名物。きゅうりや大葉、茗荷、長芋など爽やかでさっぱりとした味わいは夏に嬉しい一品。

鳥ハムとモロッコインゲンのおろし和え、冬瓜と海老の旨煮

先の”だし”とともにどちらも上品な旨味とさっぱりとした味わいが、清涼感ある泡ととてもよく合います。

2杯目はイタリア。ルナ＝月のエチケットも素敵なロゼは、イメージするところのロゼよりも淡く落ち着いた上品なピンク色が印象的。フルーティなアロマにフローラルな香り、フレッシュで繊細な味わいが特徴。

串揚げは、その日のネタが衣づけの前にお披露目され、この時点ですでに丁寧な仕事ぶりが伝わります。

ちょうど目の前にシェフが立たれ、華麗なる技を拝見しながら飲むことができました（笑）
串揚げに合わせ彩り豊かなスティック野菜もサーブ。串揚げ用に海塩・岩塩・ソースも用意されます。

車海老：お皿に写る影まで美しい海老。サックサクのぷりっぷり。ゆるい衣を素材が透けるほど薄くまとい、コーン油でカラリと揚げられるため、ごく軽い仕立てでピンチョス感覚。

インカの目覚めとモッツァレラチーズ〜大豆ミートのラグーソース：ほくほく甘くて味の濃いじゃがいもに、チーズ、ラグーソースでイタリアンなひと串。

夏カマス～生ウニのジュレ掛け：ふっくらしっとり、淡白な味わいのカマスにウニと出汁のきいたジュレ

苦瓜の味噌漬け：味噌につけることで苦味の角が取れたゴーヤーを油揚げで巻いて。

3杯目はスペイン。果実味と白い花の香りが心地よく広がり、柔らかくクリーミィな泡立ちが長く続くシャンパーニュのような特徴を持つヴィンテージ・カヴァ。普段飲むカヴァの尖った感じがなく、やわらかで気品ある口当たり、味わい。

黒胡麻豆腐：蒟蒻かと思ったそれは黒胡麻をたっぷりと練り込んだ胡麻豆腐。薄衣がサクッとしたと思ったら、ぷるんとろんっと溶けちゃうデリケートさ。胡麻の風味が口いっぱいに広がります。

メカジキのザンギ風：やわらかなチキンとも錯覚してしまう食感に、北海道の唐揚げザンギ風な濃い味はキリッとした泡とも相性抜群。

ラストの4杯目はフランス。柑橘系の爽やかな香りに、クリームやナッツのニュアンスも感じられるフレッシュでフルーティな味わいが特徴。

“夢の大地”と白ネギ：北海道産ブランド豚とネギの黄金コンビ。間にネギを挟むことで、ひと切はお塩で、もうひと切は辛子とソースで楽しめるという細かな配慮も嬉しい。

ダビデの星：一般的なそれとは明らかに違う大きなオクラ。肉厚でジューシィで味も濃厚。

とうもろこしご飯の出汁茶漬け
お料理のラストは2〜3口のお茶漬け。コーンの甘みとお出汁がやさしく染み入ります。

デザートと食後のドリンク（コーヒーｏｒ紅茶）
レストランならこの時点でワインはストップであろうけど、最後の最後まで泡を手元に置いておける幸せ♡（笑）

前菜、串揚げ、シメと4種のワインペアリング、デザート＆食後のドリンクまで、スローで優雅な3時間ほどを堪能しました。

「ワイン＆ダイン SHUN」ワイン・料理（2023年2月/アルゼンチン編）

2023年2月のセミナーでは、アルゼンチンワインがテーマ。
南アメリカ大陸の南部、チリの東に位置するアルゼンチンは、ワイン生産量は世界5位、消費量8位という世界トップクラスのワイン大国です。

アンデス山脈の麓、標高の高い場所でブドウ栽培が行われ、乾燥している点、昼夜の寒暖差がある点からブドウが病気になりにくく、少ない農薬で栽培が行われるのが特徴。主要2大品種は黒ブドウがマルベック種、白ブドウがトロンテス種。
そして何と言っても、アルゼンチンワインは、日本人にも馴染み深いチリワイン同様、高品質低価格なものが多く、デイリーワインとして気軽に楽しめるのも嬉しいのです。

中でも今回は、アルゼンチンワインの約8割が生み出されている世界10大ワイン首都のうちの一つにも認められている、メンドーサ州の4種類（泡・白・白・赤）を楽しみました。標高の高さ、昼夜の寒暖差からしっかりとした酸と凝縮された果実味をもつ赤ワイン。対して白品種は酸が穏やかで軽快な味わいを特徴とします。

乾杯の1杯目は泡。キメ細かな泡、りんごや洋梨、バナナやパイナップルなどのフルーティな香りで、爽やかな味わいの中にバランスの取れた酸と甘味のハーモニーが特徴。

肉のパテ〜ピスタチオ添え
キリリ冷えた泡はスターターにもピッタリ且つ、合わせるお料理も選びません。

ちぢみほうれん草と菜の花のマリネ、セビーチェ
ペルー発祥で南米で広く食べられる魚介のマリネ。冬野菜の甘いほうれん草と春の訪れを感じさせる菜の花。どちらも軽い前菜的で泡との相性もバッチリ。

カラフルな野菜は2種の岩塩かオリジナルのソースで。

冷えた状態ではライチやマスカットを思わせる爽やかでフレッシュな香り、温度が上がるとトロピカルフルーツやパイナップル、蜜の甘い香りが溢れ出すと、温度の違いで異なる味わいを楽しめる1本。

串揚げも春らしい彩りでワクワクします。ネタをお披露目してから、1本ずつ丁寧に衣漬け、順次揚げたてをいただくことができます。

ズワイガニ：串揚げの代表エビに変わり冬だけのお楽しみズワイガニ。薄衣にプリプリの身と旨味がギュギュッと閉じ込められています。
よもぎ豆腐あられ揚げ：緑の生麩にカラフルなあられがとってもキュート！
ハマグリ真丈：蛤を丸ごとすり身で包み揚げ、出汁の旨味たっぷり餡に浸して。

トーストしたパンやアップルパイなどシャルドネ品種特有のアロマとオーク由来のエレガントさが調和し、程よい酸の豊かなワイン。

タラの芽：春と言えばやっぱり山菜ですねぇ、ほろ苦がたまりません。
そら豆とチーズ：立派なひと粒を縦割りし間にチーズをサンドした手の込んだ一本。
サワラ炙り：下味をつけたサワラに白胡麻をまとわせ、風味も食感も楽しい。ワインもいいけどこれは白ご飯も欲する味わいです（笑）

イチゴのような赤果実のアロマと旨味がありながらもフレッシュな果実味。酸と程よいタンニンが味全体を引き締め、飲みやすいバランスの良い赤ワイン。

つぼみ菜のロースハム巻き：コリッとした歯応えとピリッとした辛さのつぼみ菜に、肉の旨味のいい塩梅。
ミラネッサ：ミラノ風カツレツ的なアルゼンチンの家庭料理。赤にはやっぱりお肉がドンピシャ！

野沢菜ちりめん出汁茶漬け
たっぷり楽しんだワインの後にやさしく染み入るシメ。

デザートと食後のドリンク（コーヒーｏｒ紅茶）

セミナーだけでなく通常のランチとしても各種串揚げや一品料理を楽しむことができますよ。

おわりに。

『セミナー』と聞くと、堅苦しそう、ワインに詳しくないからダメかも…、などちょっぴり引き気味にもなってしまいがちですが、そんな心配は無用。雰囲気やサービスは高級ながら、まるで肩肘張らず、とてもリラックスして楽しむことができるワイン会といった感じです。
かく言う私、ワインの云々は全然分かりません！（笑）ネットで調べればいくらでも情報収集ができるけど、あり過ぎてどこに絞ったらいいかも迷いどころ。その点、このセミナーではシンプルに分かりやすくまとめられた資料も配布され、それを元にグラスを傾ければ感覚が掴みやすく、何より、楽しく学ぶことができます。

そして、一番言いたい、でも教えたくないポイントは、ワインがたくさん飲める点！てっきり、4種類各少量1杯ずつだろうな〜と思っていたら大間違い。グラスが空きそうになったらスタッフさんがシュッと気前よく注いでくださるフリーフロー状態（笑）上質な空間とサービスのもと、厳選された良いワインを心ゆくまでいただけて、おいしいお料理を優雅に楽しめるって、素晴らし過ぎやしませんか！ちょっと興味あるわ〜な方は、ぜひお問い合わせしてみてくださいね。

もちろんセミナーだけでなく、通常ランチやディナーも素敵な時間を過ごすことができるので、ホームページやグルメサイトも要チェックです！

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